わさび漬 見る工場 STEP IN たまるや

 

わさびの知識からお土産まで、わさびのことなら何でもわかる・・・・

 

「見る工場」は見学無料です!!

静岡名産「田丸屋のわさび漬」の製造工程を、ぜひご覧下さい。

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●沢わさびの本名はワサビア・ジャポニカ

 「わさび」と一口に言いましても、その種類は実にさまざま。大きくは沢(水)わさび、畑(陸)わさび、西洋わさび(別名ホース)の三種類に分けられますが、一般的には、渓流に育つ沢(水)わさびを指すことが多いようです。沢わさびの学名は、Wasabia-Japonica(ワサビア・ジャポニカ)。この名前からもわかるように、日本独特の植物であり、古くから深山の谷沢や渓流に自生していたようです。属名、Eutrema(エウトレマ)は、美しい穴という意味。根茎に葉痕があり、さやの表面にでこぼこがあることに由来しているようですが、なかなか洒落た名前ですね。

●平安時代の貴族たちも沢わさびのファンでした

 日本での沢わさびの食用の歴史はなんと、今から千年以上前に始まっています。延喜18年(919年)に大医博士、深根輔仁が選出した「本草和名」のなかに、すでに「山葵」の名前が挙げられていますし、日本で最初の漢和辞書「倭名類聚抄」でも「山葵は補益食也」と、わさびの効用がうたわれています。きっと当時の貴族たちも、食を促す刺激的な香辛料として、沢わさびを好んでいたのでしょう。

衛生的な最新鋭設備 わさびを本格的に学べる展示室 辛味体験室もあります

●江戸時代、刺身や寿司の流行とともにわさびの人気も急上昇

 室町時代に入り、刺身が巷に流行し始めると、魚の味わいを引き立てる香辛料としてのわさびの人気もまたたく間に世間一般に広がりました。また、「和漢三才図会」には「そばの薬味に山葵は欠くべからず」との記事があり、山葵が刺身以外の料理にも、愛用されていたことを示しています。
 さらに江戸時代に入ると、文化文政の頃に江戸深川の「松が寿司」で鯖の生臭みを消すのに山葵を利用したり、江戸霊岸島の寿司屋与兵衛がわさびを使った握り寿司を考案しています。新鮮なネタと鮨飯の酸味を引きしめ、一瞬のうちに鼻に抜けるわさびの風味や辛味は江戸っ子たちに愛され、たちまち庶民の食卓に広がりました。独特の風味と毒消し作用を持つ、日本ならではの香辛料、わさびの人気は江戸時代にすでに確立していたようです。

●ぬかみそ漬わさびのおいしさがわさび漬けのルーツ

 そしてわさび漬の発祥も、わさび漬の普及と同じく、江戸時代後半の宝暦時代(1751〜1763年)の頃。行商人が安倍川上流のわさび産地に出入りしているうちに、村人からわさびの茎のぬかみそ漬をごちそうになり、その独特の風味と辛さに魅せられたのが、わさび漬けの始まりとされています。以後、ぬかみそ漬のほかにも塩漬け、みそ漬、酒かす漬など、さまざまな味へのチャレンジが繰り返され、現在のわさび漬けの原型が生まれたようです。

わさび漬けなどが勢揃いの売り場

わさびソフトクリームは大人気


−わさび漬の健康効果−

     ・がん予防
     ・体脂肪の減少
     ・血液サラサラ
      (動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中から守ります)

わさび漬を食べて、あなたの健康にぜひお役立て下さい!!